COD:MWの最高水準のグラフィックスをどのように作り出しているのか?~新たなキャラカスタマイズ関連の話題も!

COD:MW

新作COD:MW「コールオブデューティー:モダンウォーフェア」の発売元であるActivisionの公式ブログが更新され、リアルなグラフィックを作り出す「Photogrammetry(フォトグラメトリー)」という技術に言及しています。

また、その中でマルチプレイヤーでの選択キャラクターとなる「オペレーター」の存在。
そして、武器のカスタマイズを行う画面「ガンベンチ」に関しての言及もありました。

COD:MWでも使われている、Photogrammetry(フォトグラメトリー) とは?

Photogrammetry とは、撮影された写真データから3Dモデルを生成する技術です。
対象のオブジェクトを様々な角度から撮影し、その撮影データを元に非常に精細な3Dモデルを構築するといったものです。

以下はCODとは関係ないのですが、一例として作品を見てみてください。
こういったモデリングの技術がMWでも使われているということですね。

モダンウォーフェアのデザインチームは、最初にオフィスの周辺にて撮影データの収集を始めたとのこと。アートディレクターのJoel Emslieは、特に残骸や、がれきに興味を惹かれたそうです。

これらのビジュアルデータの全てを使い、最新のゲームエンジンを活用し環境の構築を行っています。
例えば、こういった技術の元作られた「崩れやすい壁」があります。それに極限まで近づくと、本当に詳細な細部の作り込みに気づくことが出来るでしょう。とのこと。

また、Joelは、「ゲームに登場する「くしゃくしゃの死体」は環境グラフィックスのシームレスな信頼性を高めるもう一つの方法です」と言います。
社内で「誰か死体役としてスキャナーされないかい?」とオーディションを行ったそうです。
スタッフの形をしたミートバッグをスキャンすることで新しいレベルの信頼性を得ることが出来たとのこと。

一つ一つ手作業でレンガのグラフィックを積み上げる作業もあります。
それだけではリアルに見えません。
ねじれた鉄筋、錆びた配管、また必要なオブジェクトのデータが必要な時、屋外に出向き、採石場や廃墟などで、積まれたレンガや老朽化したがれきをキャプチャし、ゲーム内の環境グラフィックスに組み込んでいきました。

必要なデータのスキャンはあらゆるものに及んだそうです、例えばロシアの戦車。
戦車の底をスキャンするために、戦車を持ち上げ、全てをスキャンします。

ドローンを飛ばし、湾岸線を、砂漠を、山々を、そして森林を空撮し、データを取り込みます。

最も居心地の良いタウンハウス、反政府勢力の本拠地、または山岳地帯の隠れ家であっても、AI住民が同じ品質にレンダリングされていなければ意味はありません。
そのためにチームは絶え間ない努力を重ね、その信頼性を作り上げました。

オペレーターの概要-~装備のカスタマイズ画面等に関するこだわり

前述の技術は、当然キャラクターの衣装にも適用され、ゲーム内のキャラが身に着けたり持ち歩いたりします。
マルチプレイの「オペレーター」選択画面でも徹底してそのリアルさが実現されています。

この記述から、今作ではマルチで選択するキャラが「オペレーター」と呼ばれるのでは?と憶測できますね。

この選択画面での、オペレーターやキャラクターは、写真のようにリアルな環境グラフィックの中に立っています。
画面をズームイン、ズームアウトすると背景の視差を確認することが出来るでしょう。

これら一連の解説の中で、いくつかのオペレーターが例に出されました。

最初の一つが、ギリースーツを着ているオペレーター「Grinch」です。

ギリースーツを着込んだGrinchは見た目が印象的なだけではなく、大気環境に溶け込みゲームプレイを助けます。

また、キャラクターのボディアーマーを覆うようにはためく戦術的なポンチョをまとった「Zane」と呼ばれるオペレーターの存在が語られています。

そしてもう一つ「顔や肩を覆いカモフラージュするFrogman netに覆われたヘルメット」を装着した「 Kreuger 」と呼ばれるオペレーターです。

当初、ギリースーツを来たスナイパー(Grinch)と思われたが、恐らく
Frogman netを纏ったヘルメットを被るキャラ「 Kreuger 」と思われる。
参考画像
Frogman netを纏ったヘルメットを装着する、デンマークの特殊部隊「Frogman Corps」

これらのオペレーターが着用するアイテムに付着する泥や、しわ、染みなどは、スタッフたちが自ら、靴を履いて出かけ、それをプールに投げ込み一週間後に引き上げ、そのキャプチャデータを物理エンジンで取り込み作成しました。

本物の装備と武器~ロードアウト画面「ガンベンチ」

プレイヤーがキャラクター(オペレーター)を選択し、装備をカスタマイズする画面「ガンベンチ」に関しての言及がありました。
「ガンベンチ」はプレイヤーの装備を分解しアレンジを行ったり、武器のカスタマイズを行ったり、またそれらに伴う「クールなこと」をする為の画面だそうです。

このガンベンチでは、散乱する弾丸や砲弾、天使してある銃、それらがまるで本物であるかのように見えるそうです。

まるで、(現実の)銃を題材とした雑誌の表紙のように見えるものを作りたかったとのことで、そしてそれは達成されているように見えた。
そしてこれはまだ「プレアルファ」の段階です。
と締めくくっています。

さらに最後にこう付け加えています

因みに、これらは全て「プレイステーション4」の話ですよ。

今回は、徹底したリアルなつくり込みに関しての話題をお届けしました。
実際に撮影した写真をもとに生み出されるリアルなグラフィック。
そして、それらのリアルなグラフィックのお話がPS4での話であることにまた驚きです。

今回は意図せず、新たに「オペレーター」3種の情報も知ることが出来ました。
もう一度まとめておきます。

「Grinch」・・・ギリースーツを着たオペレーター
「Zane」・・・戦術的なポンチョを纏ったオペレーター
「Krenger」・・・肩まで覆われたFrogman netを纏ったヘルメットを装着

徹底的にリアルにこだわった最新作 『コール オブ デューティー モダン・ウォーフェア(CoD:MW)』の発売日は2019年10月25日 です。

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