COD:MWはクロスプレイに対応
2019年のコールオブデューティーはモダン・ウォーフェアであるという事でさえ驚きのニュースですが、さらに「クロスプレイに対応する」となれば、それはド級のニュースであることは間違いありません。
それではCOD:MWでのクロスプレイはどのように実装されるのでしょうか。
最近では大人気のバトロワゲーム「フォートナイト」がクロスプレイに対応しており、賛否巻き起こる状況となっていました。
このフォートナイトの例を見ながらCOD:MWのクロスプレイについて考察していきましょう。
フォートナイトのクロスプレイとは？
大人気のバトロワゲーム「フォートナイト」はクロスプレイに対応した数少ないゲームで、PC、XBOX、PS4、Switchそしてスマホのユーザーがクロスプレイで遊べます。
もともとは全てのデバイスのユーザーがクロスプレイを出来ていたようですが、3月頃のアップデートでマッチング方式が変更になったようです。
PCは独立サーバー、PS4とXBOXの混合サーバー、Switchとスマホの混合サーバーと固定されたサーバーでのマッチングだそうです。
※現在筆者はフォートナイトをプレイしていないため、この仕様の現在、PC版とPS4版が一緒にバトロワモードで遊べるのかは存じていません。ご存知の方いらっしゃいましたら是非コメントください。
フォートナイトのPS4版では、マウスとキーボード直差しでプレイすることが可能なのですが、2018年の秋ごろから直差しのユーザーは強制的にPCサーバーに接続され、PCプレーヤーとマッチングされるようになったそうです。
その後、3月のアプデでマッチメイキングプール統合された後に、マウス直差しユーザーがどうなっているのか、ご存知の方いらっしゃいましたら合わせて教えてください。
クロスプレイにおいて、一番の課題に挙がるのが、入力デバイスの問題（マウス、コントローラー、バーチャルパッド）です。他にもフレームレート（fps）の違いもありますし、とにかくプレイ環境の差異が大きな問題になることが多いです。
こういった中でクロスプレイにどんなメリットがあるのでしょうか？
一つは分断されてしまったユーザーの統合が挙げられるでしょう。
自分がXBOXユーザーであり、友達の多くがPS4ユーザーである場合、その友達たちと一緒にプレイする場合PS4を新たに買わなければなりません。
そうすると、また少しづつXBOXユーザーが減ってしまうこともあるかもしれません（そのままPS4に移行してしまう）
しかしクロスプレイに対応していればXBOXユーザーとPS4ユーザーが一緒に遊ぶことが出来るわけです。
近年PCのゲームユーザーが減少傾向で、CODシリーズやBFシリーズなど早々にユーザーが少なくなり、いわゆる過疎化してしまう傾向がみられます。
こういった問題もクロスプレイで解消できる可能性があるわけです。
しかし、そこには前述のような「プレイ環境の差」という問題が立ちはだかるのです。
今回クロスプレイ対応を表明したCOD:MWですが、どのようなマッチング形式になるのでしょうか？
COD:MWのクロスプレイでのマッチング方式に何を期待するのか
残念ながら今の時点ではクロスプレイの詳細は明らかにされていません。
入力デバイスごとのマッチングという事に期待したい向きもあるでしょうが、恐らくCOD:MWがマウスとキーボードのネイティブ （直差し） 対応になるとは思えませんし、コンバーターを検知しPCサーバーに飛ばすという事が可能になるとも思えません。
これを踏まえると、PS4のプレーヤーにとって、PCプレーヤーと一緒にプレイするメリットがあるとは思えません。（PS4は世界的に見ても人数が多いため、PCやXBOXに比べそうそう過疎化するものでもない）
反対にPCやXBOXは、人数の多いPS4を取り込めるメリットが大きいですね。
Activisionの発表ではPCとコンソール（PS4、XBOX）のクロスプレイとありました。
しかしそこには再三言った「プレイ環境の差異」があります。
もし、マルチ対戦以外のモード、例えば協力プレイモードのみがクロスプレイ対応であれば、それ自体は大歓迎かもしれません。しかし、そこには何の感動もイノベーションも生まれないでしょう。
クロスプレイに対応しつつ入力デバイスやプレイ環境の差異による有利不利を生まないマッチング。
そんなことが可能なのか、今はなんともわかりません。
いずれにせよ、今後の公式発表に期待したいと思います。
COD:MW（コールオブデューティ：モダン・ウォーフェア）は2019年10月25日にPC、PS4、XBOXにて発売です。
コメント